破廉恥旅行in九州

名目上は卒業旅行、仲間がいる旅もハプニングの連続でまた楽しい。
まず添乗員であるtにぐち。即効、1)るるぶを忘れる2)ホームを間違える3)走って足を挫くの三者凡退で3アウト。
波乱気味で幕をあけた九州、大分湯布院と福岡博多、充実の2泊3日の旅。
新大阪からN700系で小倉に2時間半で到着。
18切符とは金を惜しんで時間を捨てる行為、新幹線とは時間を金で買う行為である。
小倉からなぜかエアロパーツのついたヤン車使用のアルファードで一路南へ下る。

忍者Mつき、というより黒子。

大分県の名勝耶馬渓。と小さなHかるちゃん。

散策気分で山登り開始、ものの5分で息が絶え絶えになる。喫煙者をバカにされたくない一心で、折れそうな心を必死に繋ぎ止める。目前でAーりーが地響きをたて転び、tにぐちが華麗に舞う、危険な山道。

危険な頂上。

無事下山し、青の洞門。和尚さんが一人で掘ったという。まさに地図に残る仕事、大成よりスゲェ。

夕刻、本日の温泉宿、湯布院「梅園」に到着。破廉恥旅行至上、最高にリッチな宿。
さっそく湯布院観光と夕飯探しに。しかし定休日だらけ。

ようやくみつけたメシ処、本日のメニューは地鶏鍋の定食。
豊後牛の焼肉定食の方が美味そうだったし美味かった。
その夜は予約不要の家族風呂で貸切露天風呂を堪能した。風呂までカメラを持って行かなかったことを後悔するくらい、いい風呂だった。
翌朝、明け方の露天風呂を嗜み、見事な朝食を終え、宿を発つ。

いかにも湯布院という杉林の山道ドライブ、花粉症地獄。

日本一高い吊橋、九重"夢"大吊橋へ。tにぐちの顔がみるみる青ざめ、手のひらの汗が半端ない、てくらい高い。なおかつ、ぐらぐらと揺れる。

一路、福岡の柳川へ。船着場の近くの「日の出屋」で、名物うなぎのせいろむしを頂く。ウマスギル。
駐車場に車をとめると、船頭さんに促されるままバスに乗せられ数十メートル先の船着場まで送迎される。
まったくもって手厚いサービス。この短距離でバスを使う人情の底が知れない。
そのタイミングで予約していた川下り業者からの電話。
「今どこにいらっしゃいますか?」「いま船着場にちょうど着いたところです」
「?・・・どこらへんにいらっしゃるんですか?」「え?船着場・・・・」
問答を繰り返すうちに、連れてこられた船着場が別業者のものだと判明。結局駐車場まで歩いて引き返す。
聞けば川下り業者は6社もあり、船着場も船色も異なるらしい。まさにレッドオーシャン

やっと川下り開始。ぽかぽか陽気に恵まれる。ゆったり1時間癒される。北原白秋崇拝が半端ない。
柳川を後にし、一路太宰府へ。車中、熾烈なババ抜き合戦が繰り広げられる。騙しあいの攻防戦。MつきもSまゆも抜く場所がいつも一緒で非常にやりやすい。ポーカーフェースで圧勝。

太宰府で院進学組が就職祈願のお守りを買う。全員必死。
夕刻、ようやく本日の宿のある博多に到着。屋台堪能ツアー。

もつ鍋+呑み放題で気分上々。あとで気づいたがこの頃から写真のブレが半端ない。

屋台のお姉さん。ここの餃子が激ウマ。天天有の餃子なんて目じゃないくらい激ウマ。隣の宮崎交通の課長と意気投合。名刺まで頂く。Wたべの営業力に脱帽する。
ホテルに帰り着替えもせず一人爆睡した。水戸の悪夢を恐れて。
最終日、Mつきの強い要望で、海の中道公園にあるマリンワールドにイルカを見にいく。
イルカを目前にMつき行方不明。イルカショーのプールのまん前でイルカを熱心に眺める少女を発見。

水しぶきを浴びながら微動だにしないMつきのイルカ崇拝っぷりに狂気さえ感じる。

マンボウに求愛される。

昼食で待ちに待った本場の長浜ラーメンを頂く。「赤のれん」のラーメン並480円。
しかし「みよし」の方が旨かったことに気づいてショックを受ける。

そして九州と本州の接点、門司港へ。関門海峡の短さに唖然。レトロを禁句とする。

海峡ドラマシップの、妙な映像装置。紐のシャンデリアみたいなもんにプロジェクターで映像を投影、下の球体にも。意図は不明だが、妙に感動。
門司港から小倉へ、いつしか擦ったエアロパーツの弁償にビビリながらレンタカーを返却。今のところ音沙汰なし。
再びN700系で家路につく。1ゲームごとにオリジナルルールを付け足す大富豪で盛り上がる。新大阪に着く頃には各カードに役割がつき過ぎて大混乱。
楽しい破廉恥旅行はこうして最終回を迎えたのでした。おしまい。