真剣なハナシ

先日、不動産流動化事業でイケイケだったURBANが潰れた。




URBANに入ることを夢見ていた去年を思い出して、落胆した。

あんだけ勢いのあった企業が、たった一年のうちに、
サブプライム、建築基本法改正、マンション不況の煽りを受けてあっという間に潰れた。
売上高か経常利益か忘れたけど、業界トップに並ぶくらいイケイケだった企業が、だ。



再生事業は法改正以後、確認申請が厳格化されたことでちっとも許可が下りず開発が進まない。
設計、施工、サブリース、その他もろもろの関連業者はカッツカツの火の車状態。

流動化事業は、自分の中では資金難の再生事業を支える、ひとつの解法なんだと信じていた。

投資家からお金集めて不動産価値を上げて売却する。

それに一番力を入れていたのがURBANだった。

空室を抱えた不良ビルのオーナーなんかは、当然賃料で収益を上げれない訳だから、銀行からの融資も受けられずビルを改修する費用なんかない。

Baばさんのとこに舞い込んでくる依頼なんかも、投資目当てのビルは資金の調達難、耐震性の問題で、建て替えはおろか、改修すらできず手の施しようがない。

まぁそもそもビルの規模が違うから、アーバンモデルをそのまま適用することなんてできないんだけど。

URBANの場合は黒い噂も影響して銀行も融資ストップしたっていう話だけど、同じく流動化事業を行ってるリプラ○とかもURBANショックで株下げたって話。

再生事業はゼロ開発するカネ、技術のない中堅不動産ほどよくやってるんだけど、今回の一件で、というかサブプライム以降軒並み停滞。

URBAN自体が関連業者に与えた影響も大きく、プロ○ストなど連鎖破綻も囁かれている。

再生事業は根本的にプロセスがややこしくて、採算も悪いから大企業はやりたがらない。




とまぁ、ワレ進む道は逆境だらけ。そら萎えるで。

このどうしようもない状態から、きっと新しいビジネスは生まれるんだと信じ、
なんとか再生事業をビジネス的に成り立たす方法を考え始めた。

R不○産的手法は広まらないんだって、ここにいて思う。

だからこそ、自分は自分のやり方でこの難問に挑んでやろうと思う。




もし自分があのときURBANに入っていたら・・・という恐怖感ではなく、
自分の解があっさり敗れ去ったことのショック。

この業界へ進むための心構えのようなものを試されたような一件だ。




とはいえ、会社選びは慎重に・・・